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eve 61


「ちょっと、仮契約中だから」
「契約に含まれてる」
「含まれてないから」


ビジネスモードの時には、あれほど凛としてみせるのに
素の牧野はこんな事で真っ赤になる。

必死で両手で俺の胸を押し返してもあっけなくその手は俺に捕まる。



「俺はすげぇ会いたかったのにお前は違うのかよ」
「会いたかったよ」


言ったあとでしまったという顔を見せたってもう遅い。
逃さないとさらにしっかりと抱きしめる。



不安感が逆に牧野の気持ちを煽り俺様に傾けたんだろう。
写真、メディア、そして社長と会長
自分が責任者となった企画の進行と緊張の連続だったはずだ。
牧野の行動のすべてが道明寺に関わっていると言っても過言ではない状態だっただろう。



「来週はずっとこっちに居るから」
「良かった」

抱きしめた胸元から聞こえてくる声。
良かったと言っちまうぐれぇだったんだよな。
グスッと鼻をすする音が聞こえ俺は小さな焦りを覚える。


「牧野?」
「あ…ごめん。ちょっとホッとして緊張がとけた」



恐らくは、社長も会長も俺と同じように人に緊張感を与える存在である事が嫌いじゃねぇはずだ。
その空気感に自分というものを認識さえする。
だが今の俺は牧野に緊張感ではなく安心感を与えている存在である事が嬉しい。
何度も牧野の髪にキスを落とす俺に


「それ契約外だから」
何度も何度もそれこそその度に文句を言うけどやめてやらねぇ。


「とりあえずこれで我慢してやってんだからお前も我慢しろよな。Evenだ」
「それ違うから」
文句の代わりに笑って身体を揺らす。


「飯は残念だが邸だ」
「いや、全然残念じゃないっていうかいいの?」
「食うつもりだったろ?」
「だって、このあたしが食事も喉を通らなかったのよ」

一大事じゃねぇかって心配しながらも笑っちまう。



「どれ、痩せちまったかどうか顔見せてみろ」
「いやよ」
「いいからほら」


牧野の顔を上に向かせるとまだ少し濡れた睫毛。
指で優しく吹いてやり



「泣くな。もう平気だから」
「うん。悲しいわけじゃないから平気」

答えたあとで、はにかんで見せた牧野の唇をそっと塞いだ。



「ちょッ」
「黙れ」
繰り返されるうちに観念したのか、黙ってキスを受入れた。



「ん…」


牧野から漏れる艶のある声にはそのまま押し倒したい気持ちを
目一杯堪える。

本気で契約違反と言われちまいそうで
立ち向う敵が迫っているのにもめている場合じゃねぇからだ。

待てが出来るようになってる俺様はすげぇ大人じゃねぇかよ。

**************
おっ吊り橋効果か
キスゲット 
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さとぴょん様

こんばんは

この2人は喧嘩しててよし
バカップルでよし
もう勝手にしてちょうだいで羨ましい
あはは

大人の司犬(笑)
やっと待てを取得でしょうかね^^

いつもコメント有難うございます。

まあも様

こんばんは

文字に表すときって、こんなにしょぼいものを書いている私でも悩むんですよね。

会う逢う 暗い昏い 旨い 美味い 思う 想う
などなど。

私達を私たちと書いたり 子供はあえて子どもという書き方で読み手の方に与える印象がやわらかくなる事を考えたりします。

日本語ってとても綺麗な表現がたくさんある言語なので古典的表現もスキなんですよね。

試験勉強…大嫌いだったなぁ。
理数系が得意だったのに幼稚園の先生になり(笑)
(もう退職しています)
今は、こうして二次小説を書いているという
まぁ世の中何が起こるかわからないという事ですよ
あはは

ご子息はこれから未来が開かれますからね
羨ましいです。
多くの可能性が羨ましい限りです。

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*ririko*

Author:*ririko*
花より男子の二次小説です。
CPはつか×つくメイン
クスッとウフッのハッピーストーリです♪

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