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eve 64



「あたしは家族じゃないから。だから理解できるの」
牧野は笑った。


「道明寺の話しを聞いて自分の親であれば、理解する事は難しいと思う。だけど私は社員という立場で見るから理解出来るの。自分の家族を犠牲にしてまで心血を注いだメープルは会長にとっては誰よりも手のかかる子どもで目が離せなかったのよ。あんたには、邸に使用人さんもいるし友人もいる。それにお姉さんや西田さんというスーパー秘書もいるでしょ?だけどメープルにはどうしても会長が必要だったんだもの」

「お母様とは会った?」
「社内でお見かけした事はあります。今回もやり取りはしていますが直接お話をしたことはありません。文章での会話というかそんな感じです。仕事には厳しい方です」


突然牧野がクスクスと笑いだし


「ダメ出しの仕方がストレート。海外生活が長いからですかね?凹むのわかってて仰ってます?って思うぐらい」
「お前そんな事、さっき言わなかったじゃねぇか」
「あぁ。仕事だから当たり前っていうかソフトに言われてもダメなものはダメ。結局はどう言われても結果は同じ。結果がすべてでしょ」


ビジネスとしての割り切りを見せる牧野のこういうとこにも俺は魅かれるが
それは姉貴も同じようだ。

おそらくここに座っている西田以外の俺も牧野もそして姉貴も今よりももっと若かったら―――、
学生の頃なら当然だが、社会に出て2年やそこらじゃここまで至らないだろう。
語る事もそれに同意する事のどちらもだ。


時計を見た牧野がそろそろ帰ると言い始め
俺よりも先に姉貴が止めた。


「お前、邪魔」
「お姉さまに向かってお前とは何」


遠慮なく殴りつけてくる姿に牧野は驚きを隠せない様子だったが


「つくしちゃんの手じゃ怪我しそうだから物使って殴っていいからね」
有難くねぇ忠告に


「はい。そうします」
嬉しそうに答える牧野。


「泊まっていってよ。もっと話したいし」
「だから」
バシッ
俺に発言権は与えねぇらしい。


「道明寺も疲れているし、あたしもまだあの家に慣れないから…帰宅してから休めるように早く慣れたいの」


そう言われちまうとそれ以上は引き止められねぇじゃんかよ。
送って行ってそのままいればいいかと牧野の手を引こうとすると


「あたしが送ってく。あんたじゃ送りオオカミ決定でしょ。仮契約中じゃ私が許しません」
「別に許可なんかいらねぇし」

牧野は吹き出しながら


「カメリアの事も聞きたいからお姉さんと帰る。いい?」
「よくねぇ」
「いいって。さぁつくしちゃん行きましょう」


ぐいぐいと腕を引っ張って今頃になって口パクでご・め・んなんてやったって
遅ぇっつうの。




「椿様が警戒されているのも同じ事だと思います。司様よりもっと強引に聞き出されると思いませんか」


確かにあの強引さじゃ牧野は隠しようもねぇだろう。
任せるか。
エントランスでリムジンに放り込まれるように乗せられた牧野に



「明日な」
「うん。明日ね」


同じビルの中にいるというそれだけの事。

それでもまた明日会えるという約束に俺はまたも我慢。
横に立つ西田と目が合うと微妙に緩んだその口元は俺を誉めていると思いたい。

*************
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COMMENT

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空色様

椿さんは濃くてなんぼですからね(笑)

思いっきり硬い凶器でいきますか?
あははは

バタついていて返信おくれてごめんなさい。

りっつ様

拍手コメント有難うございます。

大人の司くんもいいですよね^^
西田さんのお蔭で待てができますからね。
あはは

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*ririko*

Author:*ririko*
花より男子の二次小説です。
CPはつか×つくメイン
クスッとウフッのハッピーストーリです♪

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