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eve 65



姉貴が戻ってきたのは、日付が変わる少し前。
遅すぎだろ。


「起きてるよね。そこに座りな」
平然と入ってきて偉そうなのは何でだ。


「広すぎるから淋しいってよ。犬でも飼おうかなっていうから可哀相になっちゃった」
「犬?冗談じゃねぇぞ」
「あんたが行けないなら尚のこといいじゃん」

チッ
舌打ちする俺の顔をまじまじと見ると


「真剣なのよね?」
「あぁ」
「あんたじゃなきゃ仕事だけさせてあげたい」


それは、牧野が仕事をしていく上で俺の存在は邪魔もの以外の何でもねぇって事だろう。
チャンスを掴もうとしている瞬間にどう考えたってマイナスしか浮かばない姉貴の気持ちは俺にもわかってる。


だが手放す気持ちはこれっぽっちもねぇ。


覚悟が出来ていると言った牧野の話をしながら
俺がものすげぇ悪い事をしているかのようにつく大きな溜息。


「私は社員として与えられた仕事を精一杯やるだけで会長もその仕事に関しては公正に判断してくれると思うって言いきるのよ。甘いわ…。甘いと思わない?成功させる為には、つくしちゃんを巧みに使うでしょうね。でもそれだけじゃすまないと思うの。それが怖い」

「当然済まねぇだろうな」


姉弟で親の恐ろしさを語るなんて事は普通じゃ考えられねぇだろうが知り尽くしている俺たちには、当り前過ぎる話だ。



「eveの企画が届いた時、お母様はロスにいてそこで見せてもらったのよ。久しぶりに心が魅かれたって」
「あの人がそんな事を感じるとは思えねぇな」
「でもほんとの事。私も驚いたからはっきりと覚えてる。少なくともあの企画を見た時には好印象だったのよ。物凄く期待してたと思う」


姉貴は、ソファーに深く座りなおすと足を組みジッと俺を見つめた。



「カメリアもやりたいって言ったらダメって言ったのよ。これはメープルへの想いだからって。それが突然いいってOKしたあたりからもしかしたら雲行きが怪しかったのかも」

「他に何か言ってたか」
「ううん何も。そもそも私に言えば司の耳に入ると思ってるだろうし」



牧野とばばぁのやりとりを話して聞かせたが姉ちゃんも当然ながら信じられない様子。
そりゃそうだ。
親父が接触している事に不安を感じても社員である以上皆無とは言い切れない。


だが俺たちの不安を煽るのは、西田が知らなかったという事の重大さ。

水面下の動きを察知する男よりもさらに潜った位置で事が運ばれ
牧野が生真面目な社員である事も理解した上での事だと思えるからだ。



「考えられる事は何?解雇?左遷?」
「正当な理由がねぇだろ」
「そんなのいくらでも作るでしょうよ」


「異動…「NY…」」


そこに辿りついたのは、ほぼ同時だった。


************
親子関係の修復が必要ですなぁ
タマさんに頑張ってもらう?え?タマさんどこ
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花より男子の二次小説です。
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