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eve 67



執務室を出ていた西田が戻って来た。

「ご一緒に外出されたようです」
「どこに行った」
「それが、行先を仰らなかったようで」
「秘書室は何やってんだ」


お袋の秘書は当然知っているだろう。
秘書もまた外出であれば秘書室に連絡を入れるのも当然。

双方とも不測の事態に陥る事も有り得るからだ。
行先を言っていかねぇなんて俺様じゃあるまいし有得ねぇだろ。

秘書室に怒鳴りつけに行こうとする俺をまたも西田が止めた。
目立った行動は慎んでくれと頭を下げてまで俺に頼み込む。



西田は何かに気づいたようで内線を取ると


「秘書の西田です。牧野さんは在席ですか」

西田の行動を無言のまま見続ける。


「広報に聞いてみましたが会長と出るから直帰になるとだけ言って行先は伝えていないようです」

その話を聞きながら牧野の携帯に電話をかけるが留守番電話。
メールでどこだすぐに連絡しろと送信するも返事は来ない。



自分の親相手に狼狽える自分が情けなくて堪らねぇ。



「クソッどこに連れて行きやがった」
「落ち着いて下さい」

いつになく西田が声を荒げた。



「牧野さんからの連絡を待ちましょう。誘拐されたわけじゃないので時間がとれたら必ず連絡を入れて下さるはずです」
「誘拐?有得なくもねぇけどな」


鼻で笑っちまうよ。
深呼吸をするかのように大きく息を吸ったのは、頭の中をクリアにし感情で走ってしまう自分自身を抑え込む為。


何度か繰り返すうちに浮かんだのは、

eveがスタート切ってねぇうちは大丈夫だ。
会長も成功させてぇはずだ。
導き出した答えで自分を宥め落ち着かせる。



騒ぎ立てず牧野からの連絡を待つ事しかしてやれねぇ俺はお前の望みでもある自分のすべき事を全うするだけか。


あいつ緊張しっぱなしで大丈夫か
そうさせてしまったのは紛れもなく俺じゃねぇか。

思い出しては溜息をつき溜息をついては、書類を読み
いつまで待っても鳴らない携帯を壊れてないかと何度確認したかわからねぇ。



「副社長、そろそろご帰宅されてはいかがですか」
「何時だ」
「21時になります」
「この時間まで連れまわされてるって事はねぇよな?」
「牧野さんのご自宅へ寄ってみますか」
「あぁ」


ノートパソコンの電源を落とすと執務室を出た。
俺の足に繋がれた鎖
その重みを久しぶりに感じる。
牧野と出会ってから鎖に繋がれている自分を忘れてかけてたな。



心の中で1人呟いちまうぐらい今は踏み出す一歩が重くて堪らねぇよ。


**************
昔なら西田さんを殴ってでも飛び出していたでしょうね
グッと堪えて待つ男にどうにかなってます
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ちびまみリン様

お返事が遅くなってすみません。
西田さんでも掴めない行動がちょっとドキドキ。

つか×つくよりつか×西の絆が深まってる?(笑)
ラストまで書きあがりましたからお楽しみに~

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*ririko*

Author:*ririko*
花より男子の二次小説です。
CPはつか×つくメイン
クスッとウフッのハッピーストーリです♪

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