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eve 68



牧野の住むマンションに着き部屋の番号を押してコールする。
中から応答がなくさらにもう一度繰り返した。


「あ…はい」
「開けろ。いいからすぐに開けろ」


エントランスの扉が開いた事を確認すると西田からも大きな溜息。
エレベーターで牧野の部屋へ向かい部屋の前のベルを押すと
すぐにドアが開き顔を見た途端、すぐにあいつを抱きしめた。


「何で連絡しねぇ」
「ごめん。連絡出来る状況じゃなかった」

戻ったばかりなんだろう。
疲れ切った顔をしている牧野を支えるようにして部屋の中に入り

「どこ行ってた」
「もうあっちこっち。全部説明するにも頭が回らない」

ソファーの背にもたれながらもズルズルと斜めになってしまうほど
力つきてんのかよ。



「会長に呼ばれたことよね」
「あぁ」
「心配かけちゃったね。ごめん」
「バカ。嫌な思いしたのはお前だろ」




「道明寺…契約破棄しようか」
吐き出されるように紡がれた聞きたくもねぇ言葉。





「おい何を言われた」
「そうじゃない。そうじゃなくてあんた私が仕事をしてる限りそうやって心配し続けるつもりなんじゃないかと思ってさ」


ずり落ちていく牧野身体を支えるためにさらに近づき肩を抱いた。



「あたしさ、メープルの仕事したいの。それってあんたにとっては気がかりを増やすだけでしょ」
力の抜けた声で語る牧野。


「お前がメープルの広報をやりたいと思ってる事には気づいてたよ」
「入社して2年目かな。それまで読んだ事もなかった社内報を読んだの」

牧野は思った通りお袋の手記を読み続けている。


「いつかはやりたいって思ったけどホテル部門じゃないし、メープルに異動願い出すほど仕事出来ないしさ…だけどいつかはやりたいってずっと思ってて…今回の企画が流れてきてチャンスだって思ったのよ。これが成功したら異動願い出してみようって」

「あぁ」


俺は相槌をうつことしか出来なかった。


「会長…いやあんたのお母さん、あたしと仕事の話をしている限りはあんたの事には触れない。だから仕事の話しかしない。切れまなく仕事の話をし続けてた」

「あぁ」
「突然来たのもね、あたしを試してるの。仕事には厳しい人だからね。会長に報告していた事が本当に出来ているのか、手はずは整っているのかいろんな事を確認された」


ズルズルと倒れ込み俺の膝の上に横になっちまうほどの疲れか。
下から俺を見上げながら



「でもあたし、メープルの広報やりたいんだよね」
「あの人にそれ言ったか?」
「成功もしてないのに言えるわけない」
「普通は売り込む為にも言うだろ」
「あたしは言えない。やりたいじゃなくてやらせてくれって言いたいもん」
「お前、図太いんだか何だかわかんねぇな」

笑いながら牧野の頭を撫でた。



「あんたと出会わなかったら何も迷わなかったのに」
「もう後悔してんのか」
「ふふふ…会長の口からいつ切り出されるかずっとビクビクしてるあたしの身にもなって」
「どっちもやり遂げるって言えよ」
「あんた心配し続けるじゃん」


それを言ったあとは、これ以上ねぇってぐらいの大きな溜息をついた。


**************
司くんの膝枕があるなら激務歓迎
ラストまで執筆完了ですのでノンストップです
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COMMENT

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空色様

口元緩んだら涎が落ちます(笑)
汚いって思いっきり言われそうですね。
あははは

溜息ってほんと不思議と出ますよね。
私的には自分で溜息をつくその反射というか行動?が
すごく不思議なんですよ。

ゆみん様

この指ね…
むちゃくちゃ可愛いですよね。

すぐにサインペンで真似してみました(笑)

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*ririko*

Author:*ririko*
花より男子の二次小説です。
CPはつか×つくメイン
クスッとウフッのハッピーストーリです♪

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