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04 Lettre D’amour  * Prince

イチブラ番外編です。



Lettre D’amourの可愛いプリンセス杏ちゃん。
幼稚園から帰るとおばあちゃんがいない時はお店の奥で大人しく遊んでいる。
時々、店先に顔を出しては、「有難うございました」
看板娘として立派に勤める。



そんな杏ちゃんが最近よくやるポーズがある。


「つくしちゃん、ほらまたやってる」
ガラス扉に自分を映して敬礼をしている姿。


「何か刑事ものとか見たんですか?」
「いや、見ないねぇ」
「幼稚園で絵本見たのかも」
「そうかもな」

不思議ではあるが、それがまた可愛い。
小さい掌を額付近に斜めにあてて一応ポーズは気にしているからだ。


川本さん夫婦は、杏ちゃんがテレている事や隠そうとしている事を無理に聞く事はしない。自然と話すまで待ったり、話しやすいように誘導していく人たちだ。


「杏、かっこいいな」
「うん」
今日はまだ話す気はなさそうだと川本さんは苦笑いしながら奥へと入った。
杏ちゃんもその後を追うように店の奥へと入ろうとするとドアが開き


「ようッ」
片手をあげて挨拶をする西門さんの姿。


「どうしたの?この時間に珍しいね」
「ちょっと時間出来たから姫に会いにきた」
「え?あたし?何でよ」
「牧野、お前図々しいぞ」


本気で勘違いしたとはとても言えず顔が赤くなる。
ふと視線をずらすと横で杏ちゃんが敬礼をしている。


西門さんもそれに気づいた。
そして、あれは何だという感じであたしの目を見る。


「姫に直接聞いたら?」
「杏ちゃん、こっちおいで」
西門さんが呼ぶとトコトコと速足で近づくが手は敬礼のままだ。



「あッ」
あはははは

あたしにはわかった。
杏ちゃんの想いがよくわかったよ。


「西門さん、杏ちゃんにもよッって挨拶してあげて」
「え?あぁ」

「杏ちゃんよッ」
「よッ」
キメキメのポーズで敬礼する姿に西門さんもツボに入ったようだ。



杏ちゃんには西門さんが白馬の王子様のようだ。だから同じポーズで挨拶して誉めて欲しいんだろう。恥ずかしいのか、はにかんだ表情でカフェの方へ手を繋いで連れていこうとする西門さんをずっと見上げている。


「おい、牧野…俺…すげぇ照れる」
どこか西門さんの顔も赤くて堪えている笑いが我慢出来ずに零れだす。


西門さんはコーヒーを飲み
向かいに座る杏ちゃんはオレンジジュース。
ストローを開けて挿してあげるなんて西門さん優しい。


「ありがとう」
「お…おぅ」


あまりに澄んだ瞳で見つめられるから恥ずかしいんだろう。
それもよくわかる。
本当に綺麗な瞳で杏ちゃんは見つめるからだ。
あまりの穢れのなさに女のあたしでさえ妙に気恥ずかしくなる。
西門さんもまた小さい頃から知ってるとはいえ、おしゃまになった杏ちゃんに気恥ずかしさがあるようだ。


「川本さん、杏ちゃんの敬礼わかりましたよ」
「え?何だって?」
あたしはよッと西門さんの真似をして右手を軽くあげて挨拶をしてみせた。


「そして王子と姫がデート中」
カフェの方を指さすと仲良く歓談中。
どっちかというと杏ちゃんの方が積極的。


「あははは。西門くんの真似か。父親として挨拶した方がいいかな」
「邪魔だと想いますよ?」

見つめる中、杏ちゃんに言われて前かがみになる西門さん。
その頭を撫でられて正面向いた時には顔が赤い。
そしてあたしに救いを求めるような目。

こんな西門さんを見る日が来るとは思わなかった。

さすがのF4も杏ちゃんには誰も敵わないのかな。


時計を見た西門さんが立ちあがり杏ちゃんと一緒にこちらへと戻ってきた。


「ほんとは何の用があったの?」
「司がNY行ってんじゃん。変な男が牧野に近づいてないか見て来いってうるせぇの」
「くだらない」
「だろ?だから姫に会いにね」
「楽しいデートだったようで」
「俺、自分が純粋だと知ったよ」
西門さんは笑いながらまた片手をあげて


「じゃッ」


あんちゃんに向かって挨拶をして店を出て行った。
残った杏ちゃんはその後ろ姿を敬礼して見送っていて、それを見る川本さんとあたしは微笑んでいた。


「杏ちゃん、かっこいい?」
「うん。いっぱい」

~Fin


**************
杏ちゃんの王子様は総ちゃんでした
本編が少し進んだら類くんとあきらくんも書こう
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みかん様

総ちゃんって意外でしょ?
意外なとこでいってみました。

現代のカサノバって(笑)
杏ちゃんは危険な香りのする男がスキか?

総二郎のかつてない父性?を感じていただけたらなと思います。
次は誰?西田さん?ってちがう~って
あははは

kachi 様

毎日伴走いただき有難うございます。
ご無理なさらないでくださいね。

そうそう。王子様って類ですよね。
なので思い切って子どもと遊ぶイメージのまるでない総ちゃんにしてみました。
杏ちゃんを通してF4の父性みたいなのを感じていただけたらなぁと思ってます。

私も総ちゃんなら何でも喜びます あはは
類くんとあきらくんも 飽きないよう少し間を開けて更新しま~す。

purupuru様

こちらにも応援いただき本当に有難うございます♪

類くんだと思われたのではないでしょうか。
総ちゃんって小さい子と遊ぶイメージがないですよね。
でも父性はあるはずという事で総ちゃんでいってみました。
えぇ。杏ちゃんにはさすがの総ちゃんも敵いませんでした。 あははは

飽きないよう少し間をあけながらこちらもシリーズで書いていきますね^^

aoi様

あははは
コメント読んでパソコンの前でまず爆笑しました。

最初にしてはスペック高過ぎですよね。
ほんと。
世の中みんなこんな素敵な人間ばかりだと思ったら
大変なことになります。
総ちゃんは杏ちゃんを育てていきますかね。
あぁ大人ってイヤ(笑)

としお様

お楽しみいただけて良かったです。
杏ちゃん可愛いですよね。

これも少し間をあけてシリーズで書いていけたらいいなと思ってます。
お付き合いいただけると嬉しいです^^

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*ririko*

Author:*ririko*
花より男子の二次小説です。
CPはつか×つくメイン
クスッとウフッのハッピーストーリです♪

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